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この記事では、Netflixで配信中の映画『6888郵便大隊』のレビューをしていきたいと思います。
※本記事は映画のネタバレを含みます。
『6888郵便大隊』とは
2024年に制作された、実話に基づく戦争ヒューマンドラマです。
舞台
『6888郵便大隊』とは、米陸軍唯一黒人と有色人種の女性のみで構成された部隊である。
原題は、『Six Triple Eight』。
差別的扱いを受け、重要な任務が与えられなかった彼女達。
一方、戦地からの郵便配達が滞り、家族の元には手紙が届けられていないという事態が発覚する。
この問題を解決するため、6888郵便大隊は第二次世界大戦中のスコットランドで郵便の仕分けを担当することになった。
半年という期間が与えられ、チャーリー・アダムス大尉は始め長い期間だから大丈夫だろうと思っていたが実際の郵便物を目にして驚きを隠せない。
彼女が任されたのは、期待されていたからではなく「できないだろう」と思われていたからだったのだ。
与えられたスペースはまず改装が必要な古びて寒い施設だ。
兵士たちは寒くて手袋をしながら作業をするが思うように進まない。
感想
涙なしでは見られない映画です。
映画やドラマになる戦争ものというと前線であったり、指揮官であったり、軍に所属する男性の話が中心で悲惨な体験が語られることが多いと思います。
この映画は、『戦争中である前に私たちは黒人であることが戦いです。あらゆる面で戦っています。』の言葉に全てが凝縮されている。
最初はごく一般的な黒人女性が、親しくしていた男性を戦争で亡くしたことから軍に入る、というところから始まります。
そこで強くなっていく様子を描いていくのかと予想していたのですが、メインは別の話かと思いました。
チャーリー・アダムス大尉が上官に、「Over my dead body, sir!(私の屍を超えていけ=絶対に嫌です)」と言い放つシーンが、もう鳥肌が立ちました。
上官が帰った後、確実に裁かれるだろうなと自嘲していたチャーリー・アダムス大尉ですが、部下達に拍手喝采され讃えられます。
こんな上司だったらついていきたいと思うよな、と納得。
とにかく、かっこいい!
映画の最後にモデルとなった女性が語るシーンがあります。
欧州で奮闘し、米国へ帰国した後も待遇は悪く、20世紀になったから表彰されたそうです。
後世になって少しでも報われてよかった……。
終わりに
『6888郵便大隊』の感想でした。
気になる方は、Netflixをチェックしてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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