10日目:アテネ半日観光
ギリシャ滞在10日目、帰国日です。
21時台のフライトにしたので、空港へ移動するまで観光してきました。
国立考古学博物館
国立考古学博物館は、アテネ北側の中心地であるオモニア広場周辺に位置し、クレタ島以外のギリシャ全土からの出土品が所蔵されています。
シンタグマ広場周辺に宿泊していたので、一番遠いこの博物館から観光をスタートしました。
午前9時の開館時間に合わせて到着し、人が増える前に展示室を順番に見て周りました。
ミケーネ遺跡から出土した黄金のマスクの実物を見た時は本当に感動しました!
BC16世紀のものなのに、黄金で輝いていました。
このために訪れた博物館でした。
アクロポリス博物館
次に、アクロポリス博物館まで移動しました。
アクロポリス博物館は、アクロポリスの南、マクリヤニに位置し、19世紀にアクロポリスとその周辺で発掘された出土品が所蔵されています。
パルテノン神殿に近く、多くの人がセットで訪れるため入場列にはずらりと人が並んでいました。
見所が盛りだくさんで時間がいくらあっても足りないので、今回は厳選して見てきました。
3階には、実際にパルテノン神殿に置かれていた配置で装飾が展示されています。圧巻です。
ランチ
アテネでの最後のランチは、ふらりと入ったカフェでいただきました。
ギリシャ名物のムサカとリゾットです。
ソクラテスの監獄
ランチ休憩を終えて体力も回復したところで、ソクラテスの監獄まで徒歩で向かいます。
最後まで行くか行かないか悩んだ末に行ってきました。
ソクラテスの監獄とは、古代ギリシャを代表する哲学者ソクラテスが収監されたといわれる監獄です。
アクロポリスから徒歩約15分、フィロパポスの丘に向かう途中にあります。
岩を削った簡素な作りです。
鉄格子から覗くことはできますが、洞窟内に入ることはできません。
外から眺めるだけですが、行ってみて良かったと思います。
のどかな道でした。
近所に住んでいたらよい散歩コースになりそうな雰囲気でした。
古代アゴラ
次に、到着日のアテネ観光では組み込めなかった古代アゴラに行きました。
初日にパルテノン神殿も含めて観光するとかなり歩くことになるので、余裕を持って別日にしておいて良かったです。
10月でもとにかく暑い。
遺跡に行くなら冬の方がいいですね。チケット代も半額になりますしね……。
高台にあるへファイストスの神殿。
パルテノン神殿と同時期、前5世紀頃に作られた神殿です。
中央右手側がアクロポリス、左側はアタロスの柱廊です。
現代とは思えないような景色でした。
空港へ移動
まだ行きたい場所はありましたが、余裕を持って空港へ移動しました。
5時間遅延
空港に到着し、機内用の服に着替えたり最後に買ったお土産を整理したりと準備しました。
チャックインカウンターに人が並び始めているのを見て早めに列に加わりましたが、定刻になっても一向にチェックインが始まらない。
なぜ始まらないのか説明などあるわけもなく、その場で待っているとようやく始まりました。
順番が回ってカウンターへ行くと、イスタンブールの天気が悪いために全便遅延中と説明されました。
乗り継ぎ便のことはイスタンブールに着いてから説明するとのことでした。
乗り継ぎ時間に余裕を持っていたもののひょっとしたらイスタンブール宿泊になるんじゃないか?と色々考えてしまいました。
何時になるかわからないので決まるまで待つことになりました。
お詫びにと20ユーロのクーポンをもらったので、夕食を食べることにしました。
アテネの国際空港ではあるのですが、こじんまりした空港で食事をする場所の選択肢がほとんどありませんでした。
席数も少ない上に遅延した便の乗客が皆来るので混雑。
サラダと飲み物をいただきました。
クーポンの20ユーロに達していない人には、レジ係の人が「まだクーポンで買えるよ、水はどう?」など聞いてくれていたようでした。
親切ですね。
食事を終えて、待合室でひたすら待ちます。
途中ゲートが変わったので移動しさらに待ちます。
結局、5時間遅延しました。
21時発が2時発です。
飛行機に乗ったらすぐに寝ようとしてたのにここでもう体内時計がめちゃくちゃになってしまいました。
イスタンブール空港では最後に散策もできず、「ゲートが遠いから急いで!」と促され空港内を脇目も振らずに爆走して慌てて乗り継ぎ便に乗りました。
終わりに
ギリシャ最終日、飛行機が5時間遅延するとわかっていたらもう少しアテネの街で過ごせたのに……と最後に未練が残る旅になってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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