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こんにちは!
この記事では、『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』ひすいこうたろう著についての感想を書いていきたいと思います。
『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』
この本は、「もし明日自分が死ぬとしたら……」という想像を出発点に、人生の大切さや優先順位、後悔しない生き方を問いかけるエッセイ・ワークブック的な一冊です。
Amazon Kindle Unlimited会員の方は無料で読めます。
タイトルの通り、27個の質問(あるいはテーマ)を通じて、自分の価値観や日々の選択を見つめ直す構成になっており、読みながら自分で答えを書き込んだり考えをまとめたくなる作りになっています。
効果的に取り組むためには、先を読む前(著者の回答を見る前)に必ず自分で考えること。
これが最も大切だと思いました。
昨今はテレビやインターネットで他人の意見や感想に触れる機会が多いと思います。
自分で考える前に他の人の意見を聞くことで、自分自身は本当はそうは思っていないけど、「そう思っていたような気がする」という状態になりやすいのではないでしょうか。
自分の思いや気持ちは自分だけのもの。
自分の中からしか生まれてこないものです。
こんな人におすすめ
- 日常の忙しさで「自分の軸」を見失いがちな人
- 人生の優先順位を整理したい人(仕事・家族・趣味などのバランスを考えたい人)
- ワークブック形式でじっくり自己対話したい人
良かった点
実践的な問いかけ
単なる精神論で終わらず、具体的に考えさせる質問が並んでいるので、能動的に自己と向き合いやすい。
読みやすい
堅苦しくなく読みやすい。
気負わず手に取れるのでワークブック感覚で読み進められる。
日常に取り入れやすいエッセンスが多い
読後、行動に移しやすい。
エンプティ・チェア(Empty Chair Technique)
ワークの中で文章で書き出すよりも効果を感じたのが、「エンプティ・チェア」(Empty Chair Technique)。
心理療法のゲシュタルト療法でよく使われる有名な技法です。
気付いていなかった、自分の感情が解放されたように感じました。
エンプティ・チェアのやり方
エンプティ・チェアのやり方は、まず椅子を2つ用意します。
1つは自分が座る椅子、もう1つは「空の椅子」(相手や自分の一部を投影する椅子)。
次に、空の椅子に相手をイメージします。
実際の相手(親、友人、上司など)や亡くなった人、まだ話せていない人、自分自身の「過去の自分」や「葛藤している一面」などです。
そして、相手に向かって話します。
実際にその場に存在しているわけではないので、本音や言えなかったこと、感情をそのまま表現します。
「怒り」「感謝」「悲しみ」など、普段抑えている気持ちを吐き出せます。
その後、椅子を交代します。
次は、自分が相手役になり、空の椅子に座って「相手として返事」をします。
相手の視点で、感情を想像して対話を続けます。
対話を通じて、自分の感情や未解決の思いを俯瞰して受け止めます。
文章だけ見ると「俯瞰して受け止める」につきるのですが、私は実際取り組んでみて自分の感情が思った以上に高まり、必要としていた言葉が湧き上がってきました。
私はそういうことを言ってもらいたかったんだと、気づかないうちに傷ついていた心を理解できました。
深く知りたい方はこちらの本も読んでみてください。
終わりに
今回は、『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』の感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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